こんにちは、元キャバ嬢の安田ケリー(@kry_ysd)です。
皆さんは『キャバ嬢』と聞いて、どんなイメージを持ちますか?
- 昼夜逆転生活で昼間にダラダラしてそう
- ブランド物が大好きで浪費癖がありそう
- チャラチャラと遊んでそう
多くの方はこのような「だらしない」というイメージを抱いているのではないでしょうか。
そんなことない!
…と一概には言えませんが、キャバクラでの働き方のちょっとしたコツによって、より良いキャバ嬢ライフを送ることができます。
私は約3年間の間にキャバ嬢時代を経て、現在は「世界を飛び回りながら書く仕事をする」という大きな野望を持っています。
キャバクラ勤務によって、お金だけでなく人間として大事なものだって手に入れることができました。

私も最初はキャバ嬢ってだらしないイメージでした。一度はその『だらしなさそうなキャバ嬢』を体験した自分ですが、現在は安定した職も今後の夢も、そして少しだけどちゃんと貯金もあります。
ぶっちゃけると
これでも元キャバ嬢ケリー
って思ってます。
私生活が不安定なイメージのキャバ嬢という職に3年間も就いていたにも関わらず、「だらしないキャバ嬢の末路」まで到達しなかった働き方とはどのようなものだったのでしょうか。
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最初の目的は当然「お金」
キャバ嬢を始める多くの人の目的は当然「お金」です。「短時間でたくさん稼げる」という言葉に惹かれない人はいないでしょう。
私も例に漏れずそのクチ。当時勤務していた飲食店の、軽く数倍の時給に目がくらみました。
飲食店の時給では8時間働いても1万円には届きませんが、キャバクラでは数時間働くだけで軽々と到達します。
キャバクラ勤務を始めた最初の月に、週6でみっちり働きました。飲食店でのアルバイト時の最高金額の2倍くらいのお給料をもらい、目が飛び出そうになったことを覚えています。
キャバ嬢の誰もが陥る「金銭感覚の麻痺」
このように高時給な仕事をしていると、だんだんと金銭感覚が麻痺してきます。
ほぼ同時期にキャバクラ勤務を始めた友人Aは、移動手段はすべてと言っていいほどのタクシー生活をするようになりました。
友人Bは、食品・日用品の買い物がすべてコンビニ。値段を見ずに、毎回カゴいっぱいに買います。
友人Cは、お酒でもご飯でもなんでもおごるよ!と言う明らかに行きすぎた気前の良さに。
移動のたびにタクシーに乗るなんて、
スーパーより高いコンビニでカゴいっぱい買い物をするなんて、
他人になんでもおごるなんて、
普通の生活をしていたらあり得ません。
そういう事態に陥っていた友人たちは、キャバクラ勤務を辞めて普通の昼の仕事をしている今、
元キャバ嬢たち
と揃いも揃って嘆きます。
この金銭感覚の麻痺は、高単価な仕事をする期間が長ければ長いほど重症になってきます。いざ普通の仕事を探しても、「労働時間とお給料が不釣り合いで馬鹿らしい」と思うようになるのです。
だんだん歳を取ってお局になっていくことがわかっていても、毎日あくせく働いて”これっぽっちの金額”しかもらえない昼間の仕事よりも、夜にちゃっちゃと稼げる仕事が辞められない。
しかし、働くのには年齢の限界がある夜の世界、そして年齢が上がるにつれて受け入れられにくくなってくる昼の世界。どちらを見てもキャバクラでダラダラと働くなんてただの悪循環です。
そうならないためには、最初から夜の世界には執着しないことが大切です。
「短時間でこんなに稼げる」をうまく利用する
キャバクラで働く期間中は、きっちりとメリハリをつけた生活をします。せっかく「短時間でこんなに稼げる」のだから、何かと両立すればいいわけです。
冒頭にも書いたように、キャバ嬢には「昼間はダラダラしてそう」というイメージがあります。
お金を貯めるのが目標であっても「昼間は寝て夜はキャバクラ勤務」だけでは、思い通りの貯金は意外とできません。
そうならないために、昼と夜、並行してできることを見つけましょう。
私の場合、約3年間キャバクラで働いたのですが、キャバクラ勤務期間中に昼間に何もしていなかった時期はほとんどありません。
専門学校へ通っていた2年間以外は、飲食店のアルバイトとキャバクラを掛け持ちしていました。昼間は学校かアルバイトへ行き、夜はキャバクラ。学校もアルバイトもキャバクラも週に5〜6日だったので、お金を使うどころか寝る時間すらないのです。
そうすればお金を使う時間が圧倒的に減り、みるみるうちにお金が貯まります!
昼間に何かをするメリットは他にもあります。
それは人間としての機能を保てるということ。
人間というのは「昼間は活動し、夜は寝る」というのが標準機能です。昼夜逆転の生活をしていると、風邪をひきやすくなったり病気になったり、食べ過ぎているわけでもないのに太ったりと、心身ともに何かしらの異常が出てきます。
実際、確実に昼夜逆転が原因だろうと分かるほどの不健康な人たちをたくさん見てきました。彼ら彼女らを見ていると、人間には日光が必要不可欠だということに気付かされます。
生活習慣の基本中の基本が異常な人が健康なわけありません。
キャバクラ勤務に執着してはいけない
日本の社会では、昼でも夜でも『年齢』が重大な鍵です。「30歳にして初めての就職」だと、それまで何やってたの?って思われてしまいます。
夜の世界でも同じ。ママや人気嬢でない限り、「30歳でまだこんなことやってんの?」と言われます。
そうして両方の世界から拒まれ、社会的な居場所を失わないうちにキャバ嬢時代に幕を閉じるのが得策です。目先のお金に目がくらむと、今後の人生に確実に影響します。
私はキャバクラ勤務に対して、執着が全くありませんでした。将来夜の世界で自分の店を持ちたいわけでも、いつかNo.1キャバ嬢になりたかったわけでもありません。
最初からお金と経験のため。ここは私のいる世界じゃない。
そう割り切って足を踏み入れたのが良かったんだと思います。人間的スキルを身につけ、ある程度の貯金に成功し、さっさと足を洗うことができました。
キャバ嬢は「おこづかい稼ぎ」程度に
夜職をとりあえず辞めることができたら、あとはどうにでもなります。
キャバ嬢と言っても高校生までは昼間の社会で生きてきたはずです。もとの生活に戻るだけ。
「短時間で高給=当たり前」ではありません。
一生続けられる仕事でもないので、キャバクラ勤務はおこづかい稼ぎのため程度に思ってください。
その期間を利用して、昼の世界では絶対に得ることのできない知識やスキル、そしてお金があとに残れば本望です。どんな経験も、役に立たないなんてことはありません。
「執着しない」、たったこれだけを意識して働けば、人生のプラスになるキャバクラ勤務。
良いことばかりではありませんが、お金以外にも得られるものがたくさんあります。
もしこれからキャバ嬢ライフを送ろうとしている人は、メリハリをつけて働くということを意識してください。
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