2年間勤めた会社を辞める。独立したい私が会社との両立を選択しなかった4つの理由

 

こんにちは、安田ケリー(@kry_ysd)です。

先日、尊敬してやまない上司に、「今後独立してやっていきたいので会社辞めます」と伝えてきました。

それに対し、いち上司としてはもちろん受理も応援もしてくれたのですが、親目線としてこんな意見もいただきました。

「その“やりたいこと”で一定の収入が得られるようになるまでは、会社と両立したら?」

 

私は「両立」という選択をしなかったわけですが、それには4つの考えがあったからなんです。

 

 

両立を選ばなかった理由①時間がほしい

もちろん、普段から計画を緻密に立てる性格の私が、「両立」という選択肢を考えずに今回の結論を出したわけではありません。実はほんの半年前は、両立してやっていこうと考えていました。

しかし、この半年間で痛感したのが時間の大切さ

「時間は作るものだ!」とよく言いますが、1日が24時間だということは、誰にも覆せない事実です。

 

現在勤めている会社での仕事内容は、私がこれからやりたいこととはまったく一致しません。

それで両立する場合、会社での拘束時間が1日8時間とすると、その8時間は目標に向かって進むことができないロスタイムなんですよね。

週2日の休日を除いたとしても、1日8時間×22日間=176時間。

その176時間で記事を書くと、1本に3時間かかるとして、58本にも及びます。

 

こうして計算すると、夢を確立している私にとって1日にロスしている8時間は、あまりにも大きい。一定の収入を得られるようになって独立するまでに、一体何年かかってしまうかわかりません。

逆に、1日にあと8時間あれば、目標達成までにかかる時間が毎日8時間ずつ短縮される。

これに気がついたとき、これに勝る「両立」のメリットは無いのではないかという考えに至りました。

 

両立を選ばなかった理由②会社との関係を考慮

会社に所属するというのは、自分だけの問題ではありません。

会社側も、いつか絶対に辞めるとわかっている人を何年も雇うのは、はっきり言って気持ちの良いものではないはず。

「この人には何を教えてもいつか辞めるからな…」と思われながら教育されるのは嫌ですし、こちらも「何を教わってもいつか辞めるしな…」と思いながら教育を受けることになってしまいます。

ただでさえ白黒はっきりしたい性格な私は、こういうグレーな部分を作るのが嫌でした。

 

両立を選ばなかった理由③会社員という選択肢を捨てない

一度会社を辞めたからといって、再就職できなくなるわけではありません。

「独立して自分の力で稼ぐ!」という目標はありますが、「絶対に何がなんでも会社員には戻らない!」という変なこだわりはないです。

一度独立してやってみて、どうしても目標に到達できなかったら会社員に戻ればいいと思っています。

ゆるさとか甘さとかではなく、良い意味での柔軟性を常に持っておこうという考えです。

あらかじめ最低限の生活水準を決め、それを脅かすような事態になったら、転身することも視野に入れています。

 

両立を選ばなかった理由④できないなら早く知りたい

これまでの経歴が滅茶苦茶(プロフィールの略歴参照)な私だから言えるのですが、なんでも一度やってみないと自分にできる・できないがわかりません。

「まずは両立でやってみて、ある程度安定したらフリーになろう!」で、いざ独立したらやっていけなかった…なんてことになると、両立しながらがんばった数年間に疑問が出てきます。

 

できないならできないと、早く知りたい。

いくら好きなことでも、成功には才能や運、そしてタイミングも関わってくるのは事実。

がんばった人みんながみんな人気芸人や医者になれるわけではないように、私だって、この先必ずしもなりたいものになれる保証はありません。

なれないならなれない、できないならできないことを早く知り、それを踏まえて次の道に進んでいきたいと考えました。

 

 

両立か独立か、金銭面の考慮も必要

しかし現実的に見ると、やりたいことである程度収入が得られるようになってから独立するのが一番良いし、当然ながら理想です。お金がないのって不安ですから。

この業界に首を突っ込んでから「目先のお金ではなく遠い未来のお金のことを考えて」という言葉をよく目にするし、私もだんだん意識するようになりました。

 

でも実際、それって少しは貯金がある人じゃないと無理だとも思います。その日1日も暮らしていけないようなら、日銭の仕事をするしかありません。

「早く独立したい、夢に向かって進みたい」という人は、この問題も踏まえて選択することが大切です。

 

就職は一度経験するべき

以上が、私が「会社と自分のやりたいことの両立」をしないと決めた理由です。

 

しかし、前提としてわかっておいてほしいのは、「就職したことを後悔しているわけではない」ということ。

最近よく“新卒フリーランス”という言葉を耳にします。卒業後、就職せずにいきなりフリーでやっていくというアレです。

私は、この働き方には疑問を感じています。

社会を一度も経験していない人がいきなりひとりでやっていくのって、人間的な面でよっぽどデキてないと厳しいんですね。就職して働くというのは、業務をこなすだけではなく、責任感をはじめとする“人間的な常識”の多くを学ぶことでもあるから。

 

新卒でいきなりフリーになると、今後生きていく中で絶対に必要になってくる“常識”を教えてくれる人がいません。

私自身、このたった2年の間に膨大な量の学びがありました。思い返せば、2年前の自分は本当に非常識だったなと感じます。

誰でも「今の自分が完璧」だと思って生きていますが、過去を振り返ると恥ずかしくなることばかりです(成長した証でもありますが)。

 

いま自分が置かれている環境は、神様に与えられた試練の場です。

今現在あなたに関わっている人たちは、あなたに何らかの学びを与えてくれています。良い面でも、悪い面でも。

その学びを活用してこそ、人間的に成長する。

「会社」というものには、いろいろな人間が集まっている分、学びが「ひとり」よりも圧倒的に多いです。

 

だから、まずは“人間の基礎”を構築するために、就職を経験するのをおすすめします。

 

独立か両立か?選ぶのは結局自分

これらを踏まえて、私は「両立しない」という選択肢を選びました。

2年前に就職していなければこの考えには至っていませんし、2年間での濃い学びがあってこその決断です。

これは私いち個人が選んだ道です。「仕事とやりたいことの両立」を、否定している記事ではないことをご理解ください。

良くも悪くも、この記事が「転職」「就職」を考えている人の参考になれば幸いです。

 

自分らしく働く
 

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