私の人生を変えたオーストラリアワーキングホリデー【遍歴まとめ】

workingholiday-history

 

こんにちは、安田ケリーです。日本にいます!

「オーストラリアdeヒッチハイク旅」というタイトルのZINE(小冊子)をつくり、それを2024年5月19日に開催される文学フリマ東京38で販売するために、オーストラリアから緊☆急☆来☆日しました!

 

 

オーストラリアには、ワーキングホリデービザ+パンデミックビザで、2022年8月22日〜2024年4月10日まで滞在。

エアでのパンプキンファームケアンズでのホスピタリティジョブ、西オーストラリアのドニーブルックでのりんご&プラムファーム、漫画家Moriとのオーストラリアdeヒッチハイク旅、ひとり東海岸旅、アデレードでの沈没生活などなど、19ヶ月の間に色々ありました。

そりゃあもう波乱万丈だったさ!ああ!

 

今回は、そんな私の逸脱しすぎてしまった感の否めないおかしなオーストラリアワーホリ遍歴をまとめてみます。

「へ〜こんなワーホリの仕方もあるんだ〜アホだな〜」という生温かい目で見ていただけたら幸いです。へへ。

 

29歳でオーストラリアワーホリに行った私の経歴はこちら。

 

1ヶ月目①:ケアンズで大豪遊

Cairns

(ケアンズ市内の人工プール)

 

波乱万丈安田流オーストラリアワーホリの最初の舞台は、日本から一番近いオーストラリアの都市・ケアンズ。

ワーホリのセカンドビザ申請のために街中でホスピタリティジョブ(レストランやハウスキーピング)探しをするものの、ネットでアプライしたものは1つも返事が来ませんでした。

あとで知ったんだが、直接店に行ってレジュメを渡す方が効果的らしいぞ!(他人事)

 

能天気安田

仕事ないなら遊ぶしかなくね?

 

アホほど短絡的な考えで、ケアンズでできた友達たちと現地の主要観光スポットをしらみつぶしに遊んで回る。

キュランダ鉄道ショートトリップ、グレート・バリア・リーフでダイビング、パブとナイトクラブをはしご酒。

小さなケアンズではすぐにやることがなくなり、しまいには市内の人口プールでゴロ寝してました。歯痛と闘いながら。

 

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1ヶ月目②:短すぎるパンプキン時代

Ayr

(毎日わんさか取れるパンプキン)

 

ケアンズに来てちょうど1ヶ月くらい経った頃に、Xで見つけたファームジョブがようやく回ってきました。

バッパーで知り合った京都出身の日本人女性・そらちんと一緒に、ケアンズから430km北にあるエアという街まで移動。

 

でもね、ずっと歯が痛いの。

ケアンズに続きエアでも歯医者さんに駆け込むと、歯の根幹治療が1本18万という驚愕の事実を知ることになりました。アホか。

インスタで高知のアホな友人たちにアンケートを取ったらほぼ満場一致で「とっとと帰国」に票が(酒飲み要員増やしたいだけやろがい)。

questionnaire

(次の瞬間酒飲んでるなあ)

 

ちなみに現地での治療を勧めてきた唯一の1票は、同い年のイトコ(同い年・女)です。この人もこの人でクレイジーよな18万やぞ。

まあそういうわけで、ようやくありつけたパンプキンのファームジョブは1週間ぐらいで手放しました。コントラクターが一番「?」ってなってたと思う。ごめん。

 

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2ヶ月目:一時帰国de歯の治療

sushi

(久々でもないけど!寿司!!!!)

 

ブロガー繋がりの女医さんが紹介してくれた歯医者さんがそれまた紹介してくれた高知の腕のいい歯医者さんに大変お世話になりました。

渡豪前の定期検診でにこにこしながら私の歯科健診票に「問題なし」と書いた、それまで親子3代で通っていた歯医者さんには行くのをやめました。向こう2年海外行くって言ってるんだからもっとちゃんと健診してほしかったなあ。

 

3〜5ヶ月目:ケアンズでホスピタリティジョブ

Cairns steak

(ケアンズの10ドルステーキ)

 

痛みをまるで感じなくなった歯で、再びケアンズに舞い戻ります。なんかもう2回目なんで満を持すとかのテンションでもないです。

 

二度目のケアンズは観光する場所ももうなくなっちまったので、真面目にレジュメ配り。

メニューがアホほど多い日本食レストランのウェイトレス、1つの皿が2キロくらいあるローカルレストランのウェイトレス、奥さんがいない日は怒鳴り散らかし放題のモラハラ韓国人オーナーの寿司屋、自由出勤ディナー付きのゆるゆるマッサージ店で、約3ヶ月間労働を全うしました。素晴らしい。

 

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ワンオクが出演すると言うのでメルボルンのフェス(GOOD THINGS FESTIVAL 2022)にも行きました。15年来の大ファンなのでね!

クリスマススポット巡りや、グレート・オーシャン・ロードの観光ツアーもちゃっかり楽しんでオーストラリア国内旅行を満喫。

 

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6ヶ月目①:ドニーブルックでファームジョブ

farming job

(プラムファーム)

 

好奇心安田

オーストラリアって広いしもっと色々行ってみたいかもお!

 

飲食店とマッサージ店の仕事と並行してやっていたこのブログの全記事のリライト(サムネや画像まで見直す大整理)が完了したタイミングで、移動を決意。

Xで見つけた西オーストラリアのドニーブルックという街でファームジョブをしている日本人男性に連絡を取ると、なんだか呼ばれているかのようなトントン拍子でワークホステルへの入居が決まりました。ほんでドニーブルックてどこやねん。

 

ケアンズから飛行機でパースに飛んでから、電車でドニーブルックなる街へ。

このときは僻地僻地と思っていましたが、このあと旅することになる真の僻地よりは全然僻地ではありませんでした。IGA(大手スーパーマーケット)あるしね。

 

ワークホステルに入居した数日後、早速りんごの接木の仕事にありつけましたラッキー。

そのまた数日後、接木ワークが思ったよりしんどかったのでホステルのオーナーに駄々をこね、翌週から仕事を変えてもらいましたラッキー。プラムピッキングはプラム食べ放題だった!ダブルラッキー!

 

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6ヶ月目②:例の漫画家ヒッチハイカーに出会う

Morimori

(このときはまだドンタコスハットだね!)

 

これが私がドニーブルックとかいう僻地に呼ばれた理由でした。

これに全部書いてます。

hitchhiking
【オーストラリアdeヒッチハイク旅0日目】奇天烈プロヒッチハイカーとの出会い

 

7〜13ヶ月目:オーストラリアdeヒッチハイク旅

hitchhiker

(ヒッチハイク中のもりもり)

 

ここで登場!

私のオーストラリアワーホリのメインとなったパート。ZINEまで作っちゃったレベルの、まさに人生のハイライトです。

西オーストラリア州のドニーブルックからノーザンテリトリーのウルルまで、丸7ヶ月間、漫画家Mori(以下、もりもり)とヒッチハイクとテントで旅しました。

 

hitchhiking route

(ZINE「オーストラリアdeヒッチハイク旅」本文より)

 

この期間にあった諸々は、このブログのオーストラリアdeヒッチハイク旅シリーズと、これから制作に入るZINEの2冊目に完全収録します。

 

アルバニーでは、もりもりと一緒にミートファクトリー勤務を体験しました。

そのほかの、ワーホリをしている人にとってめちゃくちゃ有益な仕事の情報は、こちらでお読みいただけます。

 

14ヶ月目①:車でアリススプリングスからケアンズへ

roadtrip

(我々の新たな相棒)

 

ヒッチハイク旅はウルルでゴールを迎えましたが、そこからは車旅に切り替えます。海外で車に乗るのは初!

引き続きもりもりとともに、乗り捨てられた車を元の場所に戻すリロケーションというサービスを利用しました。

 

マウント・アイザ、リッチモンド、ヒューエンデン、アサートン、マリーバを通って、わざわざポート・ダグラスに立ち寄ってからケアンズに到着。

この車旅でもさぞ色々あったので、こちらもZINE2冊目に全部収録(以下略)。

 

14ヶ月目②:タウンズビルに引きこもり

townsville

(唯一観光した日に撮ったやつ)

 

東海岸旅はもりもりとは別々ですることになったので(ここでも色々以下略)、泣く泣くバイバイしました。

イタリア人の友達が招いてくれたタウンズビルのキャラバンパークに引きこもって、毎日ひたすら動画の編集のお仕事。このときは断然観光よりも動画編集に時間を使いたかった。

 

15ヶ月目①:一時帰国

Kochi

(ひろめ市場のカツオ!)

 

2週間ほど高知に滞在!

念には念を入れて、またもや歯の健診を受けました。すぐ虫歯になるもんで…。

東海岸旅前の、束の間の休息です。

 

15ヶ月目②〜16ヶ月目:東海岸1人旅

Sydney

(シドニーのオペラハウス)

 

ブリスベン、ゴールドコースト、バイロンベイ、ニンビン、シドニー、キャンベラ、メルボルン、タスマニア(デボンポート、ペンギン、バーニー、ローンセストン、ロス、ホバート)、アデレードをかなり駆け足で観光しました。

 

やっぱり東海岸はバッパーですら宿泊料金が高い。

そして人との交流が西海岸より難しい。道端ですれ違っても「Hi!」なんか言わないしね。

もりもりとバイバイして久しぶりにひとりになったのも大いにあり、「オーストラリアにとどまる理由なくね?」ってなっちゃったので巻きに巻きました。

 

17ヶ月目①:地獄のインドネシア・バリ島

Bali

(バリの街中)

 

パンデミックビザのおかげで無料で6ヶ月間の滞在延長ができたものの、「全部の都市回っちゃったしオーストラリアもういいや!もりもりも別々だし!」ということでアジア旅に切り替えることにしました。

 

手始めにバリ島に渡り(アデレードから一番安かった)、バリ市内のホステルの共有スペースでバリバリ動画編集していたら、突然バリ体調不良に。多分コロナ。

地面を這うようにしてなんとか行ったショッピングモールのスーパーのバナナは高いくせに熟れ切ってるし(買うしかなかったけど)、コンビニでいつもお釣りをチョロマカシーされるのも、ホステルと街中の独特なニオイも、道を歩くとジロジロ見られるのも、何かの勧誘の声をかけられたりするのも、もううんーーざり!

なんかもう色々しんどくて病みに病んで、バリから出る計画を立てました。バリ、バリ嫌い。

 

日本に戻る用事も別にないし、バリが合わないだけであって旅を辞めたいわけではないから、オーストラリアに戻ることにしました。最後の最後に行ったアデレードに!

オーストラリア南部のドライな気候と、自炊文化によるバッパーの広々キッチン、大手スーパーマーケットのwoollyとColesが恋しくなるくらい、知らんうちにオーストラリアの環境に慣れてたみたいです。びっくり。

東海岸旅の最後に行った、日本人オーナーが経営するバッパーに再び身を寄せます。

 

17ヶ月目②〜19ヶ月目①:アデレードで本づくり

desk

(大学図書館のデスク)

 

行動力安田

あ〜もりもりと一緒のヒッチハイク旅めちゃくちゃ楽しかったなあ〜。そうだ、本つくろう!

 

オーストラリアdeヒッチハイク旅、ZINE(小冊子) ver. 爆誕!ブログver.YouTube ver.

 

1ヶ月半くらい図書館に毎日通って血眼で作業しました。本業の動画編集もあるからてんてこ舞い舞いだったわよ。

束の間の休息は、バッパーで仲良くなった日本人たちと遊びました。楽しかった!

 

19ヶ月目②:ひとりdeヒッチハイク旅

hitchhiking

(フィジー出身のトラックのおっちゃん!)

 

文学フリマ東京38への出店を決め、日本に緊急帰国!

 

帰りの飛行機を謎にケアンズ発にしてしまったので、アデレードからヒッチハイクでケアンズを目指します。

…が、やっぱりひとりってかなり不安だし(これまでもりもり(男)がいたおかげで回避できたトラブルがあったことがなかったとは言い切れない、ややこしい)、これでもし事件に巻き込まれてヒッチハイクやオーストラリアがトラウマになったら、あの輝かしいもりもりとのヒッチハイク旅の思い出も思い出したくなくなってしまう。今後一生もりもりと一緒にいるつもりだし、今後一生このオーストラリアdeヒッチハイクネタを擦って生きていこうと思っているので、それだけは回避したい。

 

というわけで、アデレードから365km、全3台乗り継いだところで、私のひとりdeヒッチハイク旅は終了させました。

ヒッチハイクは相変わらずおもしろかったけど、もりもりがいた旅に匹敵するものはやっぱり得られなかった。もりもりがいたからこその楽しさだったんだなと実感しました。いやー分かってはいたけどね。

 

このとき乗せてくれた車3台の運転手とのエピソードも、ZINE2冊目に収録します。みんな親切でおもしろかったよ〜!

 

19ヶ月目③:キャンベラとケアンズで本完成!

zine

(キャンベラのバッパーのデスク)

 

二度目のキャンベラともう何度目かもわからないケアンズに滞在し、いよいよ本の入稿作業。

修正を何度も何度もし、最終確認も何度も何度も何度もし(最終とは)、ようやく入稿完了!長くて短くて長い道のりだったけど、めちゃくちゃ楽しかったですマジで。

 

 

ZINEづくりがひと段落しても、本業は動画編集。残り数日間もケアンズの図書館でひたすら作業して過ごし、19ヶ月のオーストラリア旅をしみじみ振り返る暇もなく来日(帰国)しました。

現在は地元高知に滞在し、動画編集スキルに磨きをかけながら、いよいよ2週間後に迫った文学フリマ東京38に向けて準備しています。

 

オーストラリアワーホリで得たもの

Ululu

(私たちの思い出の地・ウルル)

 

以上が、私のオーストラリアワーホリです。

 

渡豪前からすでに旅ブロガー/動画クリエイターとして活動していて、「ワーホリビザが取れなくなる年齢までにブログと動画で食っていけるようになる!」が目標だったので、現地の仕事はあまり経験していません。

とはいえ海外に出てきたことで安心しグータラしていた私のケツをもりもりがめちゃくちゃ叩いてくれたおかげで、帰国後の現在は一応フリーランスとしてZINEの売り上げと動画編集で食ってます。相変わらずケツ叩かれながらだけど。

 

もりもりとの旅で得たものがたくさんたくさんあって、しかもそれが今の私をつくってるから、地元高知やケアンズといったcomfort zoneから抜け出す決心と、「もりもりについていく!」と「動画ちゃんとやる!」という自発的な行動をして本当に良かったなあと思います。

ほんとにやっちゃう行動力って本当に大事よ。

 

ワーホリって、“現地で働く”だけじゃないんだよ。

アンテナを張ってみて。きっとあなただけの得られるものがあるから。

 

私の体験が、いまワーホリをしている人たちの、ほんのちょっとだけなにかになればいいなと思います。

 

 

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