こんにちは、安田ケリー(@kry_ysd)です。
本日2018年4月20日を最終勤務日とし、2年間勤めた会社を退職しました!
今後は自分で仕事をしていこうと考えているわけですが、これは実際に会社という組織に所属し、多くのことを身をもって体験したからこその選択です。
初めて社会に出て会社に勤務したこの2年間は、今まで24年間生きてきた中で間違いなく過去最高に学びが多くあった期間でした。
新社会人として、一流百貨店勤務の販売員として、そしてひとりの人間として学んだことをここに残しておきます。
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「類は友を呼ぶ」は本当だった
まずは置かれた環境で学んだことをひとつ。
百貨店という場所はかなりの大所帯で、今までの生活の中では出会わなかったような人とたくさん出会いました。
良い意味でも悪い意味でも「こんな人もいるんだ…!」とびっくりするようなことが多々ありましたが、総じて言います。
「類は友を呼ぶ」は本当です。
いつもニコニコしていて雰囲気が明るい人、いつも眉間にシワを寄せて難しい顔をしている人、それぞれの周りにはそれぞれ同じような人が集まります。
ちょっと離れて観察してみると、人間の種類の違いがおもしろいくらいよくわかるんです。「この人とこの人が仲良いの?意外!」なんてことはまずありません。完全に類は友を呼んでいます。
周りの人間を客観的に見ることで、自分はどういう人になりたいかということをじっくり考えることができました。
他人を自分のモノサシで測らない
販売員という立場で学んだのは、「他人を自分のモノサシで測ってはいけない」ということ。
例えば「こっちの商品の方が値段が安いからお客様も喜ぶだろう」は間違いです。値段が安い高いではなく、その人に“似合うか似合わないか”で選んであげるのが正解。
お客様が欲しいのは「安いもの」ではなく「自分に一番似合うもの」。自分で買うなら安い方が良いと思っていても、みんながみんな同じように思っているわけではありません。
「自分がこう思うから相手もそう思っているだろう」というように、自分の価値観だけで他人を判断してはいけない。今後、何においても気をつけていきたい教訓です。
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ブランド品を身につけるのは、自分の意識を高めるため
22歳で入社して働き始めた当時は、この百貨店が扱っている一流ブランドの名前をほとんど知らない状態でした。まだブランドものを持つ年齢でもないと思っていた上に、ブランドへの興味も人一倍なかったからです。
普通のスーパーならそれで通用したかもしれませんが、いかんせんここは一流百貨店。お客様との会話のためにも、いつまでもブランドに興味がないなんて言ってられません。
私が勤めたショップの店長(以下、ボス)にそう諭されてから、雑誌を見たり店内を回ったりして、一流ブランドの商品を知ることを意識しました。そうしていると自然にブランドの名前を覚え、普段の生活の中でもそのブランド名に気がつくように。そしてだんだんと、商品そのものにも興味が湧いてくるようになります。
すると最終的には「値段が高くて今は買えないけど、これを買うためにがんばってみよう」と思うようになったんです。「意識を高く持つ」ことができるようになったんです。まんま「意識高い系」ってやつですね。
「ブランド品」と言うとなぜか毛嫌いする人がいますが、ブランドって「ブランド」とされるだけであって品質は一流です。より多くの人が「良い」とするから有名な「一流ブランド」になっているのであって、ただ単に値段が高いのではありません。
値段が高くて手に入れることができなくても、その品質の良さは受け入れなければいけないんです。
身につけている物で人間の価値が決まると言いたいわけではないですが、やはり“それなり”のものを持つと、人の目も自分の意識も“それなり”になってきます。良くも悪くも。
今までは安ければ良いと思っていましたが、今後は自分自身の意識を高めるために、少しずつ品質の良いものを取り入れていこうと考えるようになりました。
「愛」に憧れるようになった
これに関しては百貨店も販売員もまったく関係ありません。ボスのご家族がとっても仲が良いんです!
入社前の安田
なんて思っていた私ですが、ボスの話を聞いていくうちにだんだんと考えが変わってきました。
結婚して子供を産むというのは、誰がなんと言おうと“人間”としての試練であり、本能で歩む道です。
一般的には・常識的にはという言葉があまり好きではない典型的な双子座の私ですが(関連記事)、これに関しては従うべき「人間としての普通」だと思ってます。
誰かと愛し合うこと、誰かと人生を共にすること、子供を産むこと、子供を育てること、家族をつくること。
そういう人間の本能や愛についてしっかり学んだ結果、自分もこれから「この人だ!」と思った人と結婚して、子供を産んで、ボスみたいに愛のある幸せな家族をつくっていきたいと思うようになりました。(これを聞いた母は安心してましたw)
周りにアツい人が増えた
これも百貨店と販売員はまったくの無関係です。もうお気づきかと思いますが、仕事関係なしにボスというひとりの人間から学んだことのほうが圧倒的に多いです!
私は中学高校時代、自他共に認める「先生運の悪さ」を持っていました。
毎年のクラス替えで当たる先生が、私から見てことごとく“冷めた人間”なんです。
特に高校を途中で辞めたときの担任は私の中で過去最悪で、私が学校に来なくなった理由も一切聞かないし(ただ単にバイトにハマってた)、辞めそうになっている私を引き止めるどころか、むしろ早く辞めてくれという態度。
退学は自分の判断なので他人のせいにするつもりは毛頭ないですが、当時の担任がもっと生徒に向き合ってくれるような情のある先生だったら、少し違ってたのかもしれないなと思ったりします。
しかし、今までの先生運の悪さは、ボスという人に出会ったことでチャラになりました。むしろ儲けた気さえします。
ボスには幾度となく、仕事にまったく関係のない私事の相談をしたんですが、いつでもどんな悩みにも真剣にアドバイスをくれました。
相談しているうちに、私というひとりの人間と向き合ってくれているんだとわかってきたんですよね。そう気付いたときは本当に嬉しかったし、ボスと話をするのが楽しみで仕方なかったです。
こうしてボスから「情」をもらい続けた結果、いつのまにか私自身も人に対してまっすぐ接するようになっていました。
そうすると不思議なもので、気がつくと自分の周りにも同じようにまっすぐでアツい人が集まってるんです。
その人たちは今や「仲間」と呼べる存在になりました。人間が好きだと思えるようになったのはその人たちのおかげで、もっと根本はボスのおかげです。
ひとりの仕事では得られないもの
初めての就職、初めての社会人、そして初めての組織への所属を経験して一番よかったこと。
それは他の何でもなく、ボスに出会えたことです。
本当に何から何まで全部教えてもらいました。仕事内容はもちろんですが、それ以上に人生や生き方といった人間の深い部分を、です。
この2年間で学んだことは、どれも2年前の私には足りないものでした。
なぜ自分は「今」、この環境や人間関係の中にいるのかを考えたことがあります。
結果、「今の自分に足りないものを補うためのヒントがそこにあるから」だという答えにたどり着きました。
そう考えると縁って不思議で、自分に足りないものをある程度吸収したら、その人とは自然と疎遠になっていっていることに気がついたんです。(ストレングスファインダーの診断で上から3つ目に「最上志向」の資質が出ている私の考え方です。関連記事)
この会社の求人を発見し、面接に合格し、ボスに出会えたこと。これはたまたまではなく、当時の自分に足りなかったものをボスから学んで補うためだったというわけ。
実際にこの2年間を経たから今の私がいるし、今の考え方があるし、さらには今後の夢も見つけられたから会社を辞めるという選択肢ができたんです。
要するに全部繋がってるんですよね。この2年間でそれを実感しました。
就職して会社組織に所属することの最大のメリットは、人との出会いです。
ただの会社の上司だと思っていた人でも、いつしか自分にとって大きな存在になるかもしれません。もちろん、みんながみんなそういう人に出会えるとは限らないので、ボスと出会えた私は最高にラッキーでした。
ボスは私にとって、心から尊敬できる人生の先輩です。
仕事仲間という関係は終わりを迎えましたが、今後はまさに人生の先輩後輩の関係として、まだまだ長くお付き合いしてもらえたらいいなと思っています。
以上、会社員、百貨店の販売員、そしてひとりの人間として過ごした2年間をぎゅっとまとめてみました。
学んだことはまだまだたくさんあって、ここには到底書き切れません。
でもその全部は私の中にしっかりとあるので、今後はこれを活かしながら、さらなるパワーアップをしていきます。
最後に、私の人生のキーパーソンだったボスには感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。大好きです!
Next is!!!
2年間勤めた会社を今日で退職します。
家に帰ったらピアスをまたつけて、来週には髪も明るくして、外見のこだわりを再び全面に出していきます。
でも中身は2年前とは全く違う。
この2年間で学んだ様々なことが今の私に成っているし、これを基盤にして今後もっとパワーアップしていきます💪— 安田ケリー@自由ブロガー (@_YzWorld) 2018年4月20日
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