良く言えば「素直」、悪く言えば「影響されやすい」という自分の性質に気付き始めたのは、もう随分と前になる。
その頃から私は、占いを見るのを自然と避けていたのかもしれない。
占いというものは、良いことだけを書いているとは限らないし、そもそもそんな目に見えないもの、信憑性のカケラもない。
そう批判するものの、朝テレビをつけていたら必ず流れてくる占いコーナーで都合の悪い内容が目に入ると、その日一日何気なく気にしている自分がいる。
自分勝手だが、朝から人の気持ちをブルーにさせてくれやがるこの娯楽を、毛嫌いするようになった。
「しいたけ占い」との出会い
そんな私が、ひょんなことから毎週欠かさず見るようになった占いがある。
「しいたけ占いって知ってる?」
少し前にニューヨーク旅を共にすることが決まった、私より歳上の彼女。
彼女の言う「しいたけ占い」とは、人気ファッション誌「VOGUE」で連載している占いのことらしい。本当に当たる!ということで、最近流行しているそうだ。
私は早速、インターネットの検索欄に「しいたけ占い」と入力する。
占いを毛嫌いしていた私が、なぜすんなりこの「しいたけ占い」とやらを受け入れたのか。
「当たる」というベタな売り文句ではなく、「しいたけ」というワードに興味を持ってしまったのだった。
好奇心安田
そう笑っていた私が、このあとこの「しいたけ」に敬称をつけて崇拝するようになろうとは。
きのこの魔法
「しいたけ」というワードに反応し検索してみたものの、ぶっちゃけなくても占いの内容には期待していなかった。
占いなんて真剣に読むの、何年ぶりだろうか。
そんなことを考えながら、とりあえず上半期と書かれた占いをタップしてみる。
最初はただなんとなく読んでいたが、当たると言っても未来のことは確かめようがないので、去年の下半期の文章を読んでみた。
すると、さすが人気のしいたけ占い。なんとなくだが当たっている気がする。
それよりもすごいのは、占いを忌避していた私を夢中にさせるしいたけ様の文章だった。
まず内容が当たっていることに驚いた私は、数人の友人に「当たるよ!」と言ってURLを送りつけた。
すると、その中の一人から「抽象的でよく分からなかった」という返答が来た。
考えてみるとたしかに具体的ではないが、だからこそ自分に都合のいい捉え方ができるのではないか。
まさにここに書いてあるようになりたいと思ったら、努力次第で「当たる」確率が高くなるのだろうし、その努力に関しても、丁寧なアドバイスまでくれている。
読めば読むほど、自分の進む道のヒントになると私は思うけどなあ。
そこまで考えて、ハッとした。
占いに対してマイナスな固定概念ゴリゴリだった私が、こんなことを思うなんて。
胡散臭いと思っていた占いの言葉を、素直に受け入れることができている自分に驚愕したのだった。
これは、しいたけ様の言葉を借りるなら「今まで持っていたこだわりを捨てた」瞬間のひとつだったのだろう。
自分で「当てにいく」占い
占いというのは、結局のところ娯楽なのである。生活に不可欠なものではないし、人生なんてなるようになると言われれば元も子もない。
しかし、私にとって、未来についての占いが現在の自分への助言になっていることは確かだった。
これによって私は今の夢を見つけたし、その夢のために今こうしてアクションを起こしている。
「当たっている」のではなく、自分で「当てにいく」。
私は「占い」というものを、これからは「未来へのヒント」と解釈することにした。
こうして記事を書いている最中に改めて占いを見てみると、自分への期待に思わず胸が高鳴ったり、ニヤニヤしてしまう文章があったりする。
しいたけ占いは、まさに私にとって「サプリメント」になったのだった。
これに関しては、「影響されやすい」私でよかったと思えるほど、素直に受け入れることができた。
見ないよりも見た方が、これからの生き方へのヒントになる。
そう考えるようになって以来、私は定期的にこの「サプリメント」を読んで自分をワクワクさせている。
今日この記事を書いていて、新たにしいたけ先生のツイッターをフォローした私なのだった。
関連記事:
スポンサーリンク
[…] 【しいたけ占い】私の「サプリメント」は、不思議なきのこ。 【しいたけ占い】私、典型的な双子座です […]
[…] 関連記事:【しいたけ占い】私の「サプリメント」は、不思議なきのこ。 […]