未確認鼠全国行脚|ライブ開演前!曲を予習して入場!

配信ジャケット

この記事は、キュウソネコカミのファンアート『未確認鼠全国行脚』シリーズの一部です。

YouTube動画やZINEでは紹介しきれなかった各制作物の意図を詳しく紹介します。

紹介ページの一覧はこちら:

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配信ジャケットのデザインについて

配信ジャケット

 

それぞれの曲の歌詞やテーマに沿ってデザインを作ることに挑戦。今回は、4つの曲をデザインに起こしました。

 

 

1つ目は、キュウソネコカミを初めて見たフェスで披露されていて、特に印象に残った『DQNなりたい』。あのとき感じたエネルギーから、赤を基調にしました。「『DQNなりたい』という歌詞を、キュウソネコカミのキャラクターたちに実現させてあげたらどうなるか」を考え、セイヤさん、オカザワさん、ソゴウさんの3人にサングラスをかけて、フーセンガムを膨らませてもらいました(私なりのDQNのイメージです)。ヨコタさんは、それを見ている構図です(この3秒後くらいに、笑いながら突っ込む——というのをイメージしています)。YouTube動画やフェスの配信、ラジオなどでそれぞれの言動を研究し、ファン歴がまだ浅い私なりに感じた性格を反映しています。

 

 

2曲目は、この作業中によく聴いていた『ポカリ伝説』。「ポカリ」と聞くと、私たち映像業界の人間の頭には、爽やかなCMが浮かびます。ですが、キュウソネコカミのこの曲は、そのイメージとはずいぶん違う世界線です。だからこそ、このジャケットでは、あえて本来のポカリらしい青を使用。セイヤさんにも白いTシャツを着せ、「爽やかさ」を演出しています。ワンマンツアーに来るファンなら、当然この曲も知っているはず。その爽やかな見た目と、歌詞とのギャップにクスッとなってもらえたら、という狙いです。こういう小ボケを仕込むのが、楽しいポイントの一つです。

 

 

3曲目は、私がキュウソネコカミのMVの中で特に気に入っている『住環境』。正方形の配信ジャケットに、楽器を持ったキャラクターたちをぎゅっと並べたとき、「この構図なんか見たことあるな?」と思い浮かんだのが、このMVでした。フォントも、MVで使用されていたものに寄せて明朝体を使用。背景に大きく配置し、少し見切れさせることで、空間の狭さ(MVの中の部屋の狭さ)を表現しています。

 

 

4曲目は、『MEGA SHAKE IT!』。キャラクター化したセイヤさんに、この曲の振り付けをつけたことから、このツアーのプロジェクト自体が始まりました。メガシャキのキーカラーである黄色を背景に、セイヤさんを配置しています。

 

配信ジャケットはすべて、繋ぎ目がわからないループ仕様になっています。曲と同じ尺でキャラクターアニメーションを作れたら本望ですが、現時点ではあまり現実的ではないので、今回はこの形に収めました。

 

配信ジャケットのモーションについて

 

『DQNなりたい』のフーセンガムを膨らます動きは比較的小さいですが、それでも動かし続けることで、自然と注目が集まります。リズムはあえてランダムにし、キャラクターごとに動きをバラバラにしているのも工夫の一つです。

 

 

『ポカリ伝説』でポカリを飲む動きは、缶を傾けたときの手首の回転、上を向くときの目線の動きまで、忠実に再現しています。キャラクターアニメーションは、現実の動きを研究して再現するのにかなり時間がかかりますが、リアルな動きが作れたときの感動はひとしおです。

 

 

『住環境』は、狭い空間(正方形の配信ジャケット)で楽器を演奏する動きが、実際のMVとリンクしています。

 

 

『MEGA SHAKE IT!』は、歌詞「家 家 家 家 HOUSE MUSIC〜」の部分に合わせて、セイヤさんが踊ってくれます。この動きは、リギングという手法で手首・肘・肩の関節を連動させる骨組みを作り、その上でリアルな動きをつけています。

 

ファンの願望

 

やすだ

きっかけがあれば、他のファンにもっと気軽に話しかけられる!

 

会場内に、その場を訪れた人だけが読み込めるQRコードを設置。読み込むと、数種類の中からランダムで1つ、動く配信ジャケットが手に入ります。これを交換OKにすることで、開場前にファン同士の交流のきっかけが生まれ、本番はさらに盛り上がり、終演後にはより一層仲が深まるのではないかと考えました。

 

十数年、あるアーティストのツアーには毎回友人と参加してきましたが、キュウソネコカミを初めて見たフェスは1人での参加でした。海外を旅しながら生活していることもあり、知らない人に話しかけるのは苦になりません。その時も、自分の席に着くなり隣の人たちに話しかけ、楽しくおしゃべりしました。

ただ、これはきっと誰にでもできるわけではありません。1人でライブに参加すると、同じファンとはいえ、面識のない人に話しかけるのは勇気がいります。私も、「変な人だと思われないか」「何て声をかけよう」と迷っているうちにライブが始まり、終わった後もそのままお互い知らないまま帰ったという経験があります。

そこで、1人1つランダムでもらえる、交換OKの配信ジャケットがあれば、「配信ジャケット、何が当たりましたか?よかったら交換しませんか?」と、話しかけるきっかけになるのではないかと考えました。私も何と声をかけようかと迷うことがあるので、こういう共通の話題があれば、かなり助かります。

 

入場用リストバンドのデザインについて

入場用リストバンド

ツアーのテキストロゴとテーマカラーを使用し、どのライブのものか一目でわかるようにしました。

ただし、グッズではないので、凝りすぎないよう注意しています。あくまで紙に印刷されたものだと伝わるよう、のりしろの部分まで忠実に再現しました。

 

入場のモーションについて

 

会場入口で電子チケットを提示して読み込んでもらい、入場用リストバンドを2種類の中から選んで腕につけるまでを、一気につないでいます。その場にいるようなリアリティとワクワク感を表現しました。

電子チケットを読み込んでもらう際、チケット自体が相手側を向く動きは、PayPayでの支払い時の動きを参考にしています。

スクリーンショットによる不正入場を防ぐための黄色いアヒルは、半透明の赤いシェイプを点滅させる動きで、そのまま読み取られる様子を表現しています。

バーコードを読み取ってもらったら、スマホを持った腕を引っ込める動きに合わせて、入場用のリストバンドが登場。スマホを持っていない左手で好きな方を選び、そのまま装着!という一連の流れで、リアリティを演出しています。

 

ファンの願望

 

やすだ

ロゴが入っている無配(※無料配布物のこと。オタク用語)は持ち帰りたくなる!

 

以前からよく参加しているグループのライブでは、最後に銀テープが飛びます。ロゴ入りはファン同士で奪い合いになり、フリマサイトでもよく見かけます。その一方で、ロゴなしを持ち帰る人はかなり少ない印象です。

キュウソネコカミのワンマンツアーに入場用リストバンドがあるとして、それにツアーロゴが入っていたら、記念にぜひ持ち帰りたいです。オタクは、たとえ紙切れ1枚でも、そのライブのものだとわかるデザインがあれば収集したくなるものです。

このオタクの習性は、環境にも良いのではと思っています。ロゴの入っていない銀テープが会場に大量に残っているのを見て、掃除の手間もかかるだろうし、ただのゴミになってしまうのは残念だと感じたことがあります。コストのバランスはわかりませんが、ロゴ入りにしてオタクに収集させるとハッピー&エコロジーなのではないでしょうか!

 

 

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